重要無形文化財越後上布 経涌文様着尺
鈴木苧紡庵作

商品番号 m0417
販売価格 1,950,000円+税

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

商品説明
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【商品説明】
またこの輝く夏の宝石のような織物と向かい合う季節がやってまいりました。
何度手に取ってみても、そして長い時間見ていても飽きる事のない美しさと魅力にあふれています。
その魅力のわけは数えきれないほどあり、どの要素がいちばんなのか明確にはわかりませんが、1000年以上もの間、変わる事なく暮らしに根付き、そして人々を魅了し続けたこの織物は言葉では表現できない何か魔力を持っているようにさえ見えます。

毎年7月に刈り取った苧麻を髪の毛よりも細い糸に裂き、ひとつひとつ括り繋いで糸を作っていきますが、経糸だけでも14mの長さのものが約1300本分も必要となります。
3月に新潟を訪れた際、越後上布の組合で経糸を張って調整されているところでその事を聞いた時点でもうお手上げという気持ちになりました。
そうして作られた糸を染め、さらにそれを非常に寒い部屋で暖房もつけず湿度を保ちながら根気強く織られるという事を伺いました。
最後に雪晒しをして仕上がりますと本当に輝く美しさになります。
70工程にも及ぶ手仕事の積み重ね、それも熟練の人の手による高い技術と時間と根気とが必要となります。
長い歴史の中で数々の工夫を重ねられたのでしょうが、自然のものでここまでの織物に完成させる事ができる日本人の底力のようなものさえ感じます。
雪に閉ざされた期間、家族のための収入源になったという雪深い地域ならではの事情で織られていた時代があったようです。
それは他の地域でも言える事で、農閑期には木綿を育てて織るというような事が繰り返されてきている点からも日本の女性はたくましいと思えたりします。
そうした中、越後上布は日本でいち早くユネスコの無形文化財遺産に登録をされました。

表現しがたいような落ち着きのある褐色の佇まいが越後上布ならではの透け感で美しく目に映ります。
独特の心地良い生地のうねりと経涌の文様がなめらかに流れ、手元に置いているだけで心がときめきます。
近くで見ますとシックで大人のお着物といった印象なのですが、顔に当ててみると、特に下に襦袢の白が入った状態になりますとお花が咲いたようにぱっと華やかになって驚きます。
抑えた紫色も素敵で実際にお召しになる事を考えてつくられた苧紡庵さんならではのセンスが光ります。
シンプルな経涌の模様が美しく繰り返され、着物の世界ならではの贅沢な楽しみとあわせて越後上布の魔力のような存在感のある迫力さえ感じます。
いつか一枚はと憧れを抱く織物ですが、現在では年間生産反数はほぼ一桁になってしまったようでとても残念です。
古くから高価であったとは思いますが、身近なものであったはずのものも生活の変化で止むを得ず変化していくのでしょうか。
手元で見ていてもこの魅力的な織物の技術と作品が後世にも伝承され残される事を心から望んでやみません。
褐色(かちいろ)は「#3d3c4d WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。