明るい薄茶色的なベージュ・砂色の紬地に、菖蒲のお花が斜めの角度で大胆に咲く様子が全体に染められた型絵染の京袋帯です。
京袋帯とは、名古屋帯の長さで一重太鼓になりますが、表とは別の裏地がついた袋帯のお仕立てになっている帯の事で、開名古屋帯に近いかもしれません。
色とりどりに型絵染で描かれた菖蒲のお花は、隈取のような暈しのようなものも入れられて、紅型染めの雰囲気も持っています。
きっぱりとした潔さが感じられ、着こなしを格好良くしてくれそうですが、色使いとしてはお着物と合わせやすいと思われますので、いろいろなお着物と合わせていただくと良いかと思います。
あまり重厚ではなく、さらりとした軽やかな紬地ですので、4月の後半から5月にかけて、また単衣の時期までお使いいただけそうな質感です。
裏地は、矢羽根の地模様のある紬が、オレンジベージュと薄鶯色の暈しで染められたものがついています。
軽快な街へのお出かけに最適な、元気の良いイメージのおすすめの一点です。
地の色は砂色「#dcd3b2 color-sample.com」、
花の色は小豆色「#96514d color-sample.com」、
藍鼠「#4f6066 color-sample.com」、
利休茶「#a59564 color-sample.com」、
滅紫(けしむらさき)「#594255 color-sample.com」
をご参照下さい。
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