藍染紅型小紋
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藍染紅型小紋

着丈165cm 裄丈69cm 袖丈49cm

おそらく昭和50〜60年代の、少し前の紅型の小紋です。
こちらのお着物は、本場琉球紅型というより工芸作家作品と思われるのですが、残念な事に作者を特定する事はできませんでした。
しかし、作品を見てその素晴らしさに、しかるべき方の作品であろうことは予想できます。
クリームがかった生成の、しぼの大きな縮緬に、コントラストの強い藍色で大胆な図柄が潔いくらいきっぱりと染め抜かれています。
染料の浸透の度合いの深さに対して、少しもにじみや狂いがありませんし、菊の花びらや波模様の流れの美しさなどの構図もまた素晴らしく、白の部分とのバランスが非常に良い、何か作者の技術的な自信をも感じられるような力強い作品です。
花の中心や波の一部が、琉球紅型でいう「墨を挿す」という技法の様に、墨色の染料でアクセント的に染められている事が、お召しになられた時に全体を引き締め、程よい立体感と動きをもたらしてくれます。 ちょっと元気よく着てみたいお洒落な一点です。
お仕立替済。

商品番号 k0299
藍染紅型小紋
販売価格 有難うございました

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