藍染変り格子経節紬 浦野理一作
着丈167cm 裄丈69cm 袖丈49cm
昭和の着物専門誌に多く紹介され、憧れのお洒落着として各界著名人や一般の着物ファンにも人気が高く、そして今日も変わらぬ人気を持ち続ける浦野理一さんの作品です。
何段階かの濃淡で染められた藍の糸が、細かい所では1cm足らずの細い幅の縞の中にグラデーションが出る様に配置され、その細い縞が集まって1本の太い縞を構成しています。
それによって藍染の棒縞が、良い意味で複雑に味わい深いものとなって全体をお洒落な雰囲気にしています。
このお洒落さを、大胆なかつお縞の様に粋になりすぎない様にするためか、適当な間隔で緯糸に淡いオレンジがかったベージュの絣糸が織り込まれています。
縞や格子は柄の中では単純で一番基本的なものですが、糸質や色の配置のデザインによって本当に違った表情になるので、作り手の力量がわかりやすいということを今更ながら改めて感じてしまいました。
その意味ではこちらのお着物も藍の変り格子の紬ですが、さすがに都会的でセンスの良さがあふれる素晴らしい作品といえます。
お仕立替済。
商品番号 k0366
藍染変り格子経節紬 浦野理一作
販売価格 有難うございました |