本場結城縮
着丈169ｃｍ 裄丈69ｃｍ 袖丈49ｃｍ
春から引き続きご紹介しています「紬屋吉平」「銀座こうげい」の一連のお品物の一つです。
最近注目度が高くなり、少数ながらも生産されている縮のタイプの結城紬です。
普通の結城紬よりも工程が多くなり、技術者も少ない事から、本当に品質の良い結城縮はなかなか出合うことがありません。
明治生まれで呉服業を営んでいた私の祖母は戦前の結城縮を大変好んで愛用し「一年中着ていたいわ」と言っていましたが、昔は6月初旬の短い時期だけに着る大変贅沢な品物だった様です。
そんなに着心地の良い物なら短い期間だけではもったいないけれど、かえってそれが粋なのかしらと子ども心に理解していましたが、自分自身が着物を扱う様になっても、それは気になる事の一つでした。
今回、紬屋吉平さんでたくさんお誂えされていた方のお着物が入荷いたしましたら、結城縮の袷が2枚ほどあり、大変嬉しく「やっぱり袷でも良いんだ」と思わず声になってしまいました。
この何とも言えない風合いと軽い着心地の良さを思い浮かべられる質感は、是非手に取ってご覧いただきたく思います。
古典の幾何学模様の様ですが、よく見るとリンゴの切り口の様にも見える少し可愛らしさもある素敵なお着物です。
商品番号 k0373
本場結城縮 紬屋吉平扱
販売価格 有難うございました |
