和更紗模様柿渋染生紬小紋 しょうざん
着丈165(+15)cm 裄丈65(+5)cm 袖丈49cm
幕末から明治期に、京都や堺で作られた木綿の更紗の復元と思われる模様の、ある種ユニークな生紬のお着物です。
柿渋に数日間浸しては天日干しをする工程を重ねた生紬の糸を、工程差によって変化を持たせた味わい深い紬に織り出し、その生地に和更紗の文様を染め出した、大変手の込んだ物です。
「和更紗」は、江戸時代に渡ってきたインドやペルシャ、オランダなどの文様を日本的にアレンジして、手描から型摺へと変化させた物で、富裕層にも大変人気が高かったため、盛んに作られた様です。
当時は色も鮮やかだったと思われますが、100年以上の時間を経て現在見られる物は、セピア色的な色調の物が多いです。
こちらの模様も柿渋染の紬をベースにする事で、その古色のある雰囲気を自然に表現しているのが面白く感じられます。
基本的にはしょうざん製の生紬ですので、軽くて大変お召いただきやすいです。
帯合せで同系色の渋いコーディネートや、明るめの色の帯できりっとしたコントラストをつけられても楽しいと思われます。
高級感のある素敵なお着物です。
未着用品。
商品番号 k0393
和更紗模様柿渋染生紬小紋 しょうざん
販売価格 有難うございました |