長板中型あやめ流水文様小紋 松原定吉作
着丈158cm 裄丈68cm 袖丈49cm
重要無形文化財「長板中形」保持者である故・松原定吉氏作の小紋のお着物です。
全てにおいてご自身の作品にも決して妥協を許さないという厳しい方だったと語られていますが、一つの筋の通った感覚が作品から伝わってくる様です。
古い作品で、おそらく昭和20年代の物と思われます。
状態は良かったのですが、お寸法が小さかったため、希少性の高い貴重なお着物でもありますし、当店でお手入してお仕立替をいたしました。
50年以上経過しても澄んだ明るい藍色は生地となじんで大変美しく水面に映る様に描かれたあやめが活き活きと花開いています。
昭和初期に、より完成度の高い作品の追求から、その当時の習慣を覆す様に、ご自身の手で一貫して藍染までも手掛けられ、大変ご苦労をされたそうです。
しかし、こうした素晴らしい作品を残され、現在もなお後世の人々に感動を与えるという事は本当に素晴らしい事だと思います。
ちなみに、同型の作品が、松原氏の生まれ故郷である富山県の美術館に、他の作品と共に収蔵されているそうです。
商品番号 k0431
長板中型あやめ流水文様小紋 人間国宝 松原定吉作
販売価格 有難うございました |