とび絣柄夏結城単衣 80亀甲
着丈170cm 裄丈69cm 袖丈49cm
昭和50〜60年代に織られた夏結城のお着物です。
本場の結城紬の糸と、越後上布に使われる手績の苧麻を合わせて織る、大変こだわりのある織物です。
一流の問屋さんや、染織工芸的な作品を扱われる呉服屋さんのリクエストによる別機が多く、かなりの着物上級者向けに作られた様です。
当時の流行の柄行に対して、珍しくシンプルな無地感覚のタイプや小さい亀甲の繰返しの柄がほとんどで、絵絣の物は少ないです。
近年はこういったタイプが好まれて各地で織られていますが、その当時は少し珍しかったのではないでしょうか。
本場結城紬と上布の軽さと張り、涼しさと、全部を欲張った様なぜいたくなお着物ですが、白い亀甲絣の飛んだだけの静かな柄行からは想像もつきません。
しかしながら、着心地は結城縮と並んで最高です。
今までに扱った数は、10年間で10点にも満たないほどですが、お求めいただいたお客様からはとても着やすいと言っていただいております。
単衣の季節に手元にあるとちょっと嬉しく思える素敵な紬のお着物です。
反物の状態で入荷いたしました物を、当店でお仕立いたしました。
商品番号 k0459
とび絣柄夏結城単衣 80亀甲
販売価格 有難うございました |