緯段ぼかし縞手織紬
着丈168cm 裄丈68cm 袖丈49cm
秋は街並みに合う、甘い色合いのやさしく深みのあるお着物のご紹介が多くなってしまいますが、少しインパクトのある素敵な紬が入荷いたしましたのでご紹介してみました。
草木染と思われる深く透明感のある藍紫の濃淡が、大きい意味では変り格子となっていて、横に渡るやや太い縞は絣糸のため、途中ぼかしで消えていきます。
ぼかしで消えていく絣の足の美しさが、このお着物のポイントになっています。
こういった線が構成する柄のタイプのお着物は、作られた方のセンスによって雰囲気が大きく左右します。
当然の事ながら、やはり色の分量、配置で全く違うデザインになってしまいます。
こちらは、その点でも個性的でありながら、完成度の高いセンスの光る、美しいお着物と言えるでしょう。
白地にポイント柄の帯もすっきりと合いますが、琉球紅型などの帯も意外と合ったりします。
目で見るほど強くないのも特徴で、作り手が実際に着られる方の気持ちを汲みながら、オリジナリティのある作品を作ったケースの一つと言えます。 せっかく時間と手間をかけて着られる着物ですので、たまにはこういった個性的なお着物で颯爽とお出かけされるのもまた気分が変わって良いのではないでしょうか。
作家物。
お仕立替済。
商品番号 k0516
緯段ぼかし縞手織紬
販売価格 有難うございました |