「柄杓と笠」 重要無形文化財 伊勢型小紋
南部芳松作
身丈161cm 裄丈67(+3)cm 袖丈48cm
鳩羽鼠色の濃淡で中型の笠と傘、そして柄杓の模様が染められた伝統的な正統派の小紋です。
古い歴史を持ち、他の地域には類を見ない程の卓越した技法で作られる伊勢型の、その中でも「突彫」といわれる技法で人間国宝になられた南部芳松氏による作品です。
笠と傘が並んでいる図案というのも珍しいですが、柄杓も一緒に描かれている事から「お伊勢参り」に由来する物の様です。
同じ伊勢型の作品でも、別でご紹介しています扇の柄の小紋の様に、非常に細かい点の集合で柄が形成される江戸小紋とはまた違って、こちらの様に「突彫」による型で染められた小紋は、人の手による温かさの様などこか大らかな楽しさもあります。
どちらの小紋も、各工程において優れた技術のを持つ方の手仕事の積み重ねによるもので完成度が高く、思わずため息が出てしまいます。
中型の小紋ですが、同色の濃淡で染められていますので、帯合わせはあまり悩まずにお使いいただけそうです。
動きがあり、そしてちょっと縁起の良さそうな元気の出る小紋で春のお出かけをお楽しみいただけたらと思います。
未着用品。
商品番号 k0560
「柄杓と笠」 重要無形文化財伊勢型小紋 人間国宝 南部芳松作
販売価格 有難うございました |