稲穂に鳴子田園風景単衣訪問着
身丈161(+12)cm 裄丈65(+4)cm 袖丈48cm
草柳色を淡くした様なやさしい地色に、同系色のシックな色調で秋の田園風景を友禅で描いた単衣の訪問着のお着物です。
手前にたわわに実った稲穂と鳴子が描かれていて、その向こうにその稲を刈り取った田と積み藁、そして民家、ずっと向こうに山々が描かれています。
実際にお羽織りいただくと、さらっと描かれた山にとても存在感があり、素晴らしい遠近感をもたらして素敵な模様が活々とします。
稲穂の柄の帯はよくありますが、フォーマル系のお着物としては少し珍しいテーマかもしれません。
江戸期にも豊穣を願ったり、縁起の良いものとして、農耕図や田園風景をモチーフにした作品は見られた様です。
以前に、田植えの図の楽しい柄の大正時代のアンティークの訪問着を扱った事があります。
こちらのお着物は、単衣にお仕立されているのもまたちょっと贅沢で珍しいと言えます。
今年は少し早目に、少しずつ秋のお着物もご紹介していきたいと思っています。
参考に見ていただくにも楽しい図柄ですし、もちろん9月頃にご着用のご予定がある方には、大変品質も良くおすすめの一点です。
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商品番号 k0609
稲穂に鳴子田園風景単衣訪問着
販売価格 95,000円+税 |