「木賊と野鳩」加賀友禅附下 成竹登茂男作
身丈165ｃｍ 裄丈69ｃｍ 袖丈49ｃｍ
歴史ある加賀友禅の作家の方々の中でも重鎮とされる成竹登茂男氏作のどこかのどかな自然の風景を描いた、少し珍しいとも言える附下の柄付となった作品です。
少し渋みのある玉蜀黍色の地に加賀友禅ならではの色使いの木賊が描かれ、その傍らに静かに羽を休めて雑談でもしている様なキジバトかと思われる野鳩が描かれた、ちょっとユーモラスな図案の作品です。
加賀の巨匠と呼ばれる方の手による、きちんとした伝統的な加工の良さのあるお着物なのに、なんとも楽しくて心が洗われるような独特な雰囲気に魅了され、少し前の時代のものならではの退色などが見られたのですがどうしてもきちんとした形にしたく思い、とても時間と手間をかけてしまいました。
お仕立から上がってきましたら、なんとも愛らしい鳩が語りかけてくる様に活き活きとして見え、平和な世界が広がっています。
全体の雰囲気もとても冴えた印象に蘇り、嬉しく思いました。
鳩笛を並べてポンポンと置いた様に描かれているのに、実際にお羽織りになりますととても立体的に浮き上がり、程良い個性と品格のある素敵なお召し物になります。
唐織などのボリュームのある帯を合わされるのも良いですし、名物裂などの古典のものも素敵かもしれません。
お仕立替をするために解いてみて初めてわかったのですが、地衿に1か所継ぎがありました。何らかの理由でそうなっていた様です。ご了承くださいませ。
こちらの着物の地色は「#b2934a WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
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商品番号 k0710
「木賊と野鳩」加賀友禅附下 成竹登茂男作
販売価格 有難うございました |
