山野草の図訪問着
身丈170cm 裄丈69cm 袖丈49cm
やや大ぶりな木目の地紋が織り出された縫い取りお召の様な生地が柳茶色の暈しで染め分けられたモダンな印象のお着物です。
象牙色の地に細やかな金糸で織り出された事で、少しきらきらとしてまさしくシャンパンベージュという雰囲気の色になっています。
それを肩口と裾からの暈しで大胆に染め分けた構図をとっていますので、一見大変立派で少し粋さのあるお着物に見えるのですが、そこに描かれた草花はとても懐かしくのどかな美しさがあふれています。
早春から五月頃までの間に野山に咲くお花たちが、まるで草花の図鑑の様にたくさん肩を寄せ合って並んで描かれています。
ナズナ、タンポポ、母子草、オオバコ、カタバミ、すずらん、鷺草、福寿草、一輪草、ユキノシタ、海老根蘭、スミレなどなど、名前が判明しなかったものまで入れると20種類近くありました。これだけの花々が盛り込まれているなんてすごいです。
実際にお召いただきますと染め分けの色のコントラストが格好良く、ボリューム感のあるしっかりとした生地が適度な重厚さを出してくれて、自然の中にある草花が上品な華やかさを醸し出して本当に素敵なお召物となります。
ちょっと珍しいおすすめの一点です。
作家物。
柳茶色は「#a1a46d WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
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商品番号 k0751
山野草の図訪問着
販売価格 有難うございました |