野の草の模様型絵染一方附絽小紋
人間国宝 稲垣稔次郎図案
身丈165(+10)cm 裄丈66(+4)cm 袖丈53cm
オフホワイトの駒絽地に、重なり合って野山に自生する草花の模様が一方附の配置で染められた絽のお着物です。
ススキや粟、萱などが風に揺れ、何かしらのリズムを刻んでメロディが流れている様にも見えます。
地面の一か所の部分を中心にして放射線状に草花がたわんで描かれる、稲垣氏お得意とも言える楽しい図案です。
一般的には型染の場合、図案によっては型がバラバラに離れてしまう部分が出てくるため、型が離れない様に細い糸で留める「吊り」と呼ばれる工程が必要となります。
特にこれほどの躍動感あふれる大胆な図案となると、特にその工程が必要になってきます。
稲垣氏はその点をデザインでカバーされ、一つの型の中にある図案に離れた部分がなく、どんなに複雑な模様であっても自然な形で連結しているデザインを考案されました。
それが無理なく個性的なでデザインとして完成され、稲垣氏作品の一つの個性となっている様にも思われます。
そしてグラデーションで多色に染め分けられた図案は本当に美しく、着る方を引き立てる素晴らしいものとなっています。
友禅とはまた違った味わいが、きっと夏のよそおいを楽しいものにしてくれそうです。
一方附の柄付である事から、お出かけ先によって帯合わせで格を変えてお楽しみいただけるのではないでしょうか。
商品番号 k0763
野の草の模様型絵染一方附絽小紋 「型染」人間国宝 稲垣稔次郎図案
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