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梅の縞小紋着物

ここのところ、ホームページでは12月、1月に活躍してくれそうなアイテムを順番にご紹介させていただいております。
今回はその中でも、日本人には「桜」と並んで人気の高い「梅」のお花をモチーフにしたものを何点かご紹介させていただきます。
こちらは、芥子色と淡いベージュの2色のランダムな縞が光琳梅の形に切り取られて並べ替えられた様な面白い図案の小紋です。
そのやや大きめの光琳梅の形の中に、それぞれに木の葉やちいさな花、そして中型の梅の花が染められています。
少しユニークとも言える模様ですが、全体的に抑えたトーンになっている事と、縞が花の形に区切られ、中に彩色された梅の花が暈しで描かれている事で、一見すると附下の様にも見え、格高な印象の小紋となっています。
琳派の文様はどこか個性的でお洒落です。
屏風絵を身にまとう様な訪問着なども好まれている様ですが、こちらのお着物の様にあまり強い印象にならずにテイストとして取り入れられているものも素敵です。
芥子色は帯合わせが簡単ですので、お手持ちの色々な帯が活躍してくれそうです。
伝統的な模様ですので、クラシックに黒地の帯を合わせてみられるのも良いかもしれませんね。
ほんのりとした梅のピンクが恥じらいのある奥ゆかしい華やかさを表している様です。
お稽古にお食事にと、楽しくお召しいただけそうなおすすめの一点です。
芥子色（からしいろ）は「#d0af4c　WEB色見本　原色大辞典」をご参照ください。