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「雪持柳の図」撒糊友禅縮緬訪問着

少しどっしりといった印象の比較的しぼが大きい縮緬地が、明るさのある利休鼠色に染められ、全体に大胆な調子の図案で雪持ちの柳の枝が描かれた、素敵な訪問着のお着物です。
背景にはまだ止まぬ雪を表す様に、撒糊で無数の雪の粒が描かれています。
お着物に限らず、雪景の図というのは静寂を感じられて、何故か心が洗われる様です。
寒い雪の景色の中にも明るい陽射しを感じられる様な温かみもあります。
柳の新芽の部分が金彩で染められている事で、その暖かい陽射しを表している様で、芽吹く春の生命力も感じられます。
かなりレベルの高い技術者によるデザインと加工のものの様ですが、作家名等は判明いたしませんでしたので少々お値打価格となっております。
これからの先、地域によってお召しいただける期間は違いますが、この季節ならではのお楽しみと言える、ゴージャスで個性的なあまり出合わないタイプのおすすめのお着物です。
お仕立替済。
利休鼠色（りきゅうねずみいろ）は「#7f7f71　WEB色見本　原色大辞典」を、
仙斎茶色（せんさいちゃいろ）は「#4c4844　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。
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