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草木染真綿手織紬着物

浅葱色の澄んだ藍色と深い蘇芳のコントラストがとても美しい真綿紬のお着物です。
細い線で構成された大きな格子が交差するところにある2つの井桁絣の白が輝いている様に綺麗で、格子の真ん中に織り込まれた琉球絣模様の柄がアクセントになっています。
地の織は全体的に浅葱色と蘇芳の濃淡のグラデーションの交差で、素敵な複雑さを放っています。
しっとりとふっくらとした質感がその複雑な色を引き立て、魅力的な奥行きのあるものとしている様です。
真綿紬の地織の産地物というよりは、均整の取れた色使いに計算されたデザインが感じられ、作家物的な要素が強い様に見えます。
真綿紬にありがちな重さはなく、浅葱色の濃淡が冴え冴えとしてシャープな印象になっています。
この素敵な色を壊さない、さらっとした染めの名古屋帯や無地の八寸名古屋帯などとお合わせいただくのが良いかと思います。
噛めば噛むほど味わいが出る様なイメージで、長くお付き合いいただけそうなおすすめの紬のお着物です。
お仕立替済。
蘇芳色は「#662728　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。