着物　アンティーク着物　振袖　訪問着　留袖

藤の花絞り染紬縮緬小紋
京都きもの安藤製

まず淡くやさしいお洒落な地色の素敵さを、どうしたら上手くお伝えできるかと悩んでしまいます。
ほんの少し淡い緑グレーを感じられるミルキーホワイトというのが一番近いかもしれません。
一般的な印象で言えば、白練りかまたは生成り色という色の名前が浮かびます。
そんな白汚しのやわらかくしなやかな紬縮緬の少しだけ節のある素敵な質感の紬に、ちょっとポップなイメージの藤の花が絞りで染められた小紋のお着物です。
葉にはやはりグレー味のある緑・老竹色が使われていて、淡くトーンが揃えてあるようです。
少し大ぶりな藤の花が動きのあるデザインで楽しい雰囲気に白く染め抜かれ、中心には紅藤色が暈しで挿され、華やかな個性を引き立ててくれているようです。
格高な小紋のジャンルに入ると言えますが、柄が大ぶりな事もあり、パッと目にした時には附下くらいの雰囲気がありますので、帯合わせによっては少し気取った印象で観劇やお食事などに、カジュアルな装いでお友達と街にお出かけされたり、またはお稽古事などにと、色々と変化をつけて着こなしをお楽しみいただけるのではないかと思います。
こちらは珍しい事にとてもサイズが大きくお仕立されております。
身長がおありの方には最適です。
淡色使いなのにポップな藤の花がとても可愛く華やかで、着こなしを引き立ててくれる事でしょう。
実物をご覧いただきますと、きっと「このお着物を着て早くどこかに出かけたいわ！」と思っていただけるのではないかなと思います。
そんなこれからの季節におすすめの心弾む一点です。
ミルキーホワイトは「#fefff9　WEB色見本　原色大辞典」を、
老竹色（おいたけいろ）は「#769164　WEB色見本　和色大辞典」を、
紅藤色は「#cca6bf　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。