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花菖蒲図友禅絽附下
ぎをん斎藤

羽織ると足元に着物の裾がすとんと落ちる心地良さが品質の良さを物語っているような、初夏の素敵なお着物です。
甕覗の透明な水色の絽の生地に、楚々とした様子で並ぶ花菖蒲が淡い色調で描かれています。
花弁には細やかな疋田が施され、さらに暈しや手刺繍で彩りを添えられています。
こういったさりげなく穏やかな印象の図柄で、それでいて加工が良く上質な夏のお着物は、リクエストを多くいただく割に品物の数がとても少なく毎年大変苦労いたしますが、その点でもこちらは安心感のある、どちらにお出かけになられても自信の持てるお着物と言えます。
夏唐織や紋紗の袋帯などとお合わせいただいて涼やかにお召しいただきますと、上品な華やかさが夏の装いをきっとグレードアップしてくれる事と思います。
お出かけのシーンによっては格高の名古屋帯と合わされても良いですね。
図柄によっては染めの名古屋帯とでも合わせていただく事ができます。
着こなしの範囲が広いという事は、お出かけの範囲も広いという事で、意外と活用のきくお着物と言えます。
これからの季節にひとつお持ちになられるには、大変おすすめの一点です。
現状の袖丈が56cmとなっていますが、52cmにされても柄に差し支えはありません。
袖丈直しの加工等は当店でも承ります。
別途加工料金がかかります。詳しくはお問合せください。
甕覗色は「#c7dcdd　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。
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