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御所解文様手刺繍訪問着
ぎをん斎藤

今月は「秋の特選−工芸作家作品ご紹介の会−」として、工芸作家の先生方の手仕事の技ともいえる作品を色々とご紹介させていただいております。
これから年末に向けては季節的な事もあり、年末年始、そして初春に向けてのフォーマル用のお着物も少しご紹介させていただきたいと思います。
伝統的なお着物のご紹介が続いておりますが、どちらもどこか安心しておすすめできる良さがあります。
こちらは綺麗な水浅葱色に染められた少しシボのある縮緬地に御所解の文様が白揚げで描かれ、それに淡い黄緑色や黄唐茶色で松葉が、そして笹や船の帆には細やかな金糸で手刺繍が施された、ひとつは持っていたいような定番的で品質の良い素敵な訪問着のお着物です。
江戸時代から高貴な人々にも愛され続けた御所解文様は、なぜこんなに魅力的なのでしょう。
決して飽きる事がなく、品格があり、そして季節もあまり問わず、上質で加工の良いものはお着物でも帯でも一生お付き合いできそうです。
もちろん帯合わせ次第でかなり高いクラスのお席にもお召しいただけますし、少しカジュアルダウンされてお食事会やお着物パーティーなどのお席にも楽しんでお出かけいただけます。
好感度の高さでも定評がありますので、入門編の方にもおすすめです。
ぎをん斎藤さんならではの色使いとボリューム感が楽しいおすすめの一点です。
お仕立替えをする際にわかったのですが、こちらは地衿がない状態でお仕立をされていたようです。そのため、お値打価格とさせていただいております。
お仕立替済。
1枚目の写真をクリックすると、大きい画像をご覧いただけます。
水浅葱色は「#66717f　WEB色見本　原色大辞典」を、
黄緑色は「#9db200　WEB色見本　原色大辞典」を、
黄唐茶色は「#b98c46　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。