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紫陽花の柄絽小紋
志ま亀扱

この季節の絽の小紋の質感は、お召しになった方をお見かけするだけでも目にもとても爽やかで、夏のお着物姿は本当に素敵だなと嬉しく思ったりします。
こちらはしゃりっとした張りのある駒絽の生地を、少し珍しいと思われる深い紫鳶色に染め、満開に咲く紫陽花のお花を染め抜き、唐草をあしらった可愛い模様の絽の小紋です。
紫陽花の背景に利休白茶色が挿しているのがとてもお洒落で個性的で、さすがのセンスだと改めて感じました。
可愛い図案ですが、とてもお洒落な色使いで染められているため甘くなりすぎず、大人の印象となっています。
このお着物の柄を活かすためにはシンプルな絽綴れの帯などが良さそうです。また、すくい織の透け感のあるものも綺麗に合うと思われます。
そしてキリッとした色の帯締めをしていただきますと、大変お洒落な夏の装いをお楽しみいただけると思います。
この季節に一枚手元にあるとちょっと嬉しい、個性的なおすすめの一点です。
紫鳶色は「#332328　WEB色見本　原色大辞典」を、
利休白茶色は「#999488　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。