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春秋の草花吹寄模様訪問着

少し赤味のある玉子色という表現が合うような砥粉色に染められた少しシボのあるしっかりとした縮緬地に、梅や桜、紅葉、菊が色とりどりに散りばめられ、大変華やかに描かれた吹寄調の古典の良さが感じられる訪問着のお着物です。
菊のお花は2種類のものが描かれていて、小さい方のお花はヒマワリのようで可愛く見えます。
お花の色は樺色、瑠璃色、蒲葡色と少しポップな調子で染められていますが、全体に配置された紅葉の葉の色が少し渋い海松色の濃淡となっているため、甘すぎない大人の可愛さとなっています。
いずれにしても、丁寧にひとつずつ手描きで描かれたお花が表情豊かに競い合っているようで素晴らしく、特選と呼ばれる着物の美しさと魅力にあふれています。
近年では出合う事の少ないタイプのもので、フォーマルのお席でも一際目を引く素敵な存在感と豪華さがあります。
別誂えをされて染められたもののようで、袖丈なども現状の寸法で柄付けが合うようになっています。
詳しくは店舗までお問い合わせくださいませ。
未着用品。
砥粉色（とのこいろ）は「#f4dda5　WEB色見本　和色大辞典」を、
樺色（かばいろ）は「#b35134　WEB色見本　原色大辞典」を、
瑠璃色は「#184080　WEB色見本　原色大辞典」を、
浅蘇芳色は「#a3727e　WEB色見本　原色大辞典」を、
蒲葡色（えびぞめいろ）は「#4d2947　WEB色見本　原色大辞典」を、
海松色（みるいろ）は「#4d492b　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。