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松皮菱に四季の花一方附小紋着物
多ち花製

これからの季節、また年末年始にも活躍してくれそうな華やかさのある格高の小紋のお着物を何点かご紹介させていただきたいと思います。
こちらは生成りの地に中型の松皮菱の模様が浅縹色で地染めされ、そこに藤、牡丹、桐、菊など四季折々の花と「雲経涌文様」が染められた一方附の柄付けの小紋のお着物です。
小紋としては大きめの中型の模様ですが、全体に芥子色を中心に麹塵色などの中間色と、アクセントに紅消鼠色や藤の花に使われている紅海老茶色などの組み合わせとなっていてまた木版染めのような摺り染めでかすれた調子に描かれているため、あまりコントラストが強くなく、品格のある素敵なお着物となっています。
一方附の柄付けとなっていますので、あまり重厚でないものであれば袋帯までお合わせいただいて少し改まったお席にもお召しいただけます。
有職文様の帯と合わされて、お茶席やお稽古の会などにも良いかもしれません。
もちろん軽やかな名古屋帯などと合わされて街へのお出かけにも素敵です。
近年ではあまり出合うことがないと思われる、手間のかかった加工の良いお着物です。
適度なボリューム感が高級感と華やかさを演出してくれるおすすめの一点です。
今回ご紹介しているもの以外にも、こちらの小紋と近いタイプのものが入荷しております。
浅縹色（あさはなだいろ）は「#638c99　WEB色見本　原色大辞典」を、
芥子色（からしいろ）は「#b39642　WEB色見本　原色大辞典」を、
麹塵色（きくじんいろ）は「#5d6647　WEB色見本　原色大辞典」を、
紅消鼠色は「#524143　WEB色見本　原色大辞典」を、
紅海老茶色は「#802a29　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。