【商品説明】 遠目には一見白黒のお着物のように見えますが、いちばん黒に近い赤味のある墨色の総絞りで枝垂れ柳の柄が表された訪問着のお着物です。
黒ではなく墨色で染められていることでなんとも言えない味わいが生み出され、強すぎず、それでいてメリハリのあるものとなっているようです。
右の後ろの肩口から上前までつながった流れるような線で大胆に描かれた枝垂れ柳の枝が大変力強く、その図案は能装束や江戸初期の小袖を連想するような斬新で個性的なものとなっています。
これほどの図案を絞り染めで表現されていることに作者の自己への挑戦のような迫力を感じられ、その美しさを違った面からも楽しく見ることができます。
帯はモノトーン的なモダンさを強調してシックなものを合わされるのも良いかもしれません。
またお出かけ先によっては重厚さのある龍村さんなどのインパクトのあるタイプのものとの着こなしも素敵です。
お着物の世界でも一層のお洒落さと贅沢さを感じられる「白」の美しさを改めて感じられ、フレッシュな印象として見ることができます。
本物へのこだわりを感じられる素晴らしい逸品と言えます。
未着用品。
赤墨色は「#1a1411 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |