【商品説明】
以前より「他では見られないようなコートを」といったご注文をいただく事が増え、今回少し大胆かとは思いましたが、希少性の高い白たか上布の少し前に織られた反物が入荷いたしましたので思い切って塵よけの道中着を作ってみました。
実際にできあがってまいりましたらとても素敵で嬉しくなってしまいました。
白たかの織物は、糸つくりから絣つけ、細やかな絣を合わせながら織っていくという非常に高い技術を持った人の手と時間を要するもので、残念な事にその生産数が激減しているものひとつです。
個人的にも大ファンという事もあり、昭和の頃などに作られたものに出合うと大切にお手入れをして保管し、こういった形にしてご紹介しています。
こんな贅沢感はお着物の世界ならではの楽しみのひとつでもあります。
こちらはシックな少しだけ黄色寄りの焦げ茶・黒橡色で、真っ黒よりは優しい印象になります。
一段和らいだ色と適度な透け感がある事であまりマニッシュな印象にもならず、色々な趣味のお着物の上にお使いいただけそうです。
ある種一生もののような、大切に使いたい存在感のある素晴らしい道中着だと思われます。
こだわりのお着物ファンの方には是非実物をご覧いただきたいような、少しだけ当店自慢のそしてまず出合う事がないと思われるおすすめの逸品です。
お仕立上がり。
黒橡色(くろつるばみいろ)は「#332d2b WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |