【商品説明】
先日の『雪国から届いた「越後の織物展」』でも小千谷縮をご紹介いたしましたが、近年では絣の柄付けものは非常に少なくなってしまいました。
特にこちらのような物語性のある楽しい模様のものはほとんど作られていないようです。
グレー味のある茄子紺色のようなあまり強くない藍・留紺色に染められた縮の弾力性のある生地が手元で着やすさを感じさせてくれます。
小さな絣の模様をひとつずつ紐解くように見ていきますと、日の丸の御扇子は桃太郎でしょうか、竹林で宝物を掘っているかぐや姫の一場面のような模様も見られます。 俵の鼠を連想するものもあり、次々と発見があって楽しく思えます。
実際にお羽織りいただきますと、手元で見ている時とはまったく違った印象で、すっきりとスマートな着姿になります。
夏の黒や藍色の透明感のあるお着物は、白と並んで目にも涼やかで気持ちが良いです。
白い襦袢が透けると一段明るい色となりますが、それによって帯合わせの範囲も広がり、色々とお楽しみいただけそうです。
民芸的になりすぎない、程良い絣柄が大変お洒落な高級感をもたらしてくれます。
着心地が良く、取り扱いも楽で、日常に取り入れていただきやすい大変おすすめの素敵な一点です。
留紺色(とめこんいろ)は「#25365c WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |