【商品説明】
沖縄の染織品、特に琉球絣を工芸的なものとして確立された故・大城廣四郎氏の後継として、その伝統と技を守り、現在の着る人の感覚に添ったお洒落で取り入れやすいお着物としてアレンジされた作風が高い評価を得て、数々の受賞歴を持ち、工房の運営もされている日本工芸会正会員・大城一夫氏の作品が入荷いたしました。
随分前に工房をお尋ねした事がありますが、みなさん素晴らしい作品がかかった機の前で真剣に織りに取り組まれていたのが印象的でした。
そんな中でも私たちがご挨拶させていただきますと、心安く手を止めて笑顔で色々な説明をしてくださいました。
こちらは明るいオレンジ系のベージュ・白茶地色にチョコレートのような茶・櫨色の格子が織り出されて、それが交差するところには福木を使ったと思われる綺麗な黄・支子色の変わり井桁絣が、まるでお星さまのように可愛らしく並んだ琉球絣の袷のお着物です。
その可愛い井桁絣は、手括りで染められた証のような絣足が綺麗に流れて、その先に緑青色の絣縞が続いています。
そして太い格子と並行して、沖縄では「ムーディー」と呼ばれる捩り糸が織り込まれた、非常に手の込んだ作品です。
柄の調子からも快活な印象を受けますので、型絵染などの名古屋帯と合わせて秋の街に軽快にお出かけするときっと気分も楽しく一日をお過ごしいただけそうです。
上質なカジュアルの良さが漂うおすすめの一点です。
地色は白茶色「#D1B592 color-sample.com」を、
格子の色は櫨色(はじいろ)「#6D4C37 color-sample.com」を、
絣の色は支子色(くちなしいろ)「#424559の色見本 color-sample.com」、緑青色「#3F7955の色見本 color-sample.com」をご参照下さい。 |