【商品説明】
江戸の衣装を彷彿とするような、モチーフもそれに見かける藤袴の花が主役となって見事な手刺繍で描かれた訪問着のお着物です。
鳥の子色の生地は全体に雲と霞暈しのような地紋が織り出されていて、それだけでもボリューム感があります。
その地紋によって地染めに複雑な色の変化が生まれ、金屏風絵のような格調の高さと豪華さが感じられます。
さらにそこに色とりどりの糸に金糸も加えられ、力強く描かれた藤袴の花が美しく咲いています。
いつかどこかで見たような気がして少し調べてみましたら、岡山県の林原美術館の館蔵品に元となった衣装があるようです。
そちらに取材されたものかもしれません。
古く中国で「香蘭」と呼ばれていたこのお花は、香りが良く効能もあったようです。
干すとさらに香りが増し、入浴の際に浴槽に入れて香りを楽しんだもののようで、情緒があります。
こちらのお着物は別注のようで、現在の寸法で柄が合うようになっています。
また裏地に経年保存による変色が見られます。
そのため、素晴らしいお品物ですがお値打価格とさせていただいております。
時代衣装の風格と高級感のある、素晴らしいおすすめの一点です。
地色は鳥の子色「#FCEABB color-sample.com」を、
藤袴の色は丹色(にいろ)「#CA5137 color-sample.com」、
古代紫色「#724C6E color-sample.com」、
杜若色(かきつばたいろ)「#545C75 color-sample.com」、
葉の色は根岸色「#525E42 color-sample.com」をご参照下さい。 |