【商品説明】
8月後半に差し掛かると気になり始めるような、来月中旬からお召しいただける単衣のお着物を、店頭やホームページで順にご紹介させていただきたいと思います。
夏の宝石のような布、重要無形文化財の越後上布でもその名前が知られる鈴木苧紡庵さん制作の草木染・手織の紬は、やはり古くから根強いファンがたくさんいらっしゃいます。
嬉しい事に秋を迎える前に偶然にも数点入荷いたしましたので、ご紹介させていただきます。
こちらは生成りに近い白汚しの光沢のある紬地に、丁子色と薄墨色の絵絣が織り出された単衣のお着物です。
丁子色の中型の井桁絣に、薄墨色でふくら雀、流水に花、蝶々などの絵絣が織り込まれた珍しい作品で、お花やふくら雀の姿が可愛く目に映り、また絣の色のコントラストも綺麗でお洒落です。
真心を込めて作られたといわれるその作品への思いが、ひとつひとつの絣の模様からも、グレー味のある美しい光沢の紬地からも感じられるようです。
苧紡庵製ならではのお洒落さは、実際にお羽織りいただくとわかります。
一般的な中型の絣柄のものが持つ強い民芸色はなく、スマートな着姿で洗練された着こなしをお楽しみいただける事と思います。
程良い可愛らしさのある、個人的にも大好きなとてもおすすめの作品です。
未着用品。
絣の色は丁字色(ちょうじいろ)「#A9744C color-sample.com」、
薄墨色「#62665D color-sample.com」をご参照下さい。 |