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	  【商品説明】縦に長いお星さまのような麻の葉の模様と、立涌の模様が目にも楽しい、すっきりとした印象の紫根染のお着物です。
 紫根染は古代に遣隋使によって中国から伝えられたとされるもので、平安時代には公家の位の高い人のみが身に着ける事を許されたそうです。
 貝紫と同様、やはり「紫」は高貴な色だったようです。
 東北地方に自生する紫草の染液を抽出し、絞り縫いを施した生地を、時間をおいては10回以上も染液にくぐらせて染め重ね、この綺麗な透明感のある紫が生まれます。
 生地にとっては過酷な作業ですので、昭和に入ってから染められたものは木綿か白山系の紬、牛首紬などが用いられています。
 特にこちらのお着物のように白い部分が多い模様は、絞りの柄を出すために縫う面積も多くなります。
 これは工芸的な染織品すべてに言える事ですが、本物には手間と時間を惜しまない人の手のぬくもりが感じられます。
 共に紫根染で染められた八掛を見ているだけでも、とても綺麗でため息が出ます。
 経の縞のような柄の配置がモダンでスマートな印象となった、おすすめの素敵な一点です。
 未着用品。
 紫紺色「#1a0519 color-sample.com」をご参照下さい。
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