【商品説明】
黒地に白のたたき染めがされた地に、裾には築山に竹と笹の葉が雪持ちで描かれ、そこに灯りが燈ったように南天の赤い実が添えられています。
つい先日まで単衣のお話をしていましたのに、もうこんなアイテムをご紹介する季節になってきたのだなと思います。
黒地のたたきにグレー味のある紫色・濃鼠色がなんとも言えないお洒落さを醸し出していて、それに白い雪が冴え冴えと、また部分的に金彩で飾られたところも臨場感があって素敵です。
大正時代のアンティークの裾模様などにも見られるモチーフと柄の配置で面白いものですが、地染めが無地ではない事と友禅のレベルが高いためボリューム感はしっかりとあって、お召しいただくにはバランスが取りやすいと思います。
共の八掛にはぐるりと赤い椿の花が染められていて、見えなくて勿体ないように思いますが、それもまた心憎い作者のこだわりのように見えます。
これからの季節に最適な、少し個性的で大変お洒落なおすすめの一点です。
作家物。お仕立て替え済。
笹の色は濃鼠色「#51495c color-sample.com」、
南天の葉は水浅葱色「#80aba9 color-sample.com」、
南天の実は薄柿色「#d4acad color-sample.com」、
椿の花は長春色(ちょうしゅんいろ)「#c97586 color-sample.com」をご参照下さい。 |