【商品説明】
6月になりますと絽の衿に変わり、本格的に単衣の時期になってまいります。
その日の気温によって着られる着物の生地も厚物からやや透け感のあるものへと気持ちも変わっていきますね。
今年は4月から気温の高い日が多く、早くに単衣を着られている方をよく見かけましたが、お洒落着は気候によって柔軟に変えられると良いのではないかと思います。
これからの時期にお召しいただけるお着物をご紹介させていただきたいと思います。
こちらはこの季節の定番中の定番ともいえる「明石縮」の縞に絣が織り込まれた模様の単衣のお着物です。
少し緑味を感じる藍グレー・藍鼠色の地に約3pの幅の縞が並び、その中に舛花色の淡いブルーと霞色の白いグレーの絣模様が織り出されたものです。
その白い絣の模様の部分が市松の配置に柄合わせされていて、大変お洒落なものとなっています。
大正時代から昭和にかけて爆発的に人気を誇った明石縮ですが、その理由は涼しく着心地が良い事と独特の個性によるものだったのかもしれません。
古い美人画などにも描かれていたり、どこか懐かしく思えます。
色柄は時代とともに変化して現代の装いに合うものになっていますが、なじみの良さと気安さは変わらないようです。
楽しい帯と合わせて夏のお洒落な装いにご活用いただきたいおすすめの一点です。
未着用品。
地の色は藍鼠色「#6c848d color-sample.com」、
絣の色は舛花色(ますはないろ)「#5b7e91 color-sample.com」、
霞色「#c8c2c6 color-sample.com」をご参照下さい。
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