葡萄は歴史の中に多く登場し、不老長寿の象徴的なものとして信仰の対象となる存在であったり、キリスト教ではキリスト受難の象徴とされ、石棺や寺院の装飾として多く取り入れられているようです。
紀元前よりギリシャにも存在し、3〜4世紀ころシルクロードにのって中国へ、そして日本に渡ってきて奈良・飛鳥時代に非常に好んで使われたようです。
正倉院の御物の錦や綾のものにもこの文様を見る事ができ、その実や蔓を唐草の形にして幾何学的な文様として取り入れられていて、それは現代まで身近なものとして連綿と続き存在しています。
こちらはそういった名物裂的な文様が地紋となった色無地のお着物です。
明るい若草の黄緑・夏虫色に染められた中型の大きさの文様にとても高級感がありお洒落な佇まいとなっています。
「浮線桐」の抜き紋がひとつ入れられています。紋替えの加工等はお気軽に店舗へご相談くださいませ。
お洒落な色無地をお探しの方にも特におすすめの一点です。
未着用品。
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をご参照下さい。
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