大胆に斜めに走る縞が太く細く幅を変えながら藍色の線で表され、全体には小さな蚊絣で埋め尽くされた、素晴らしい夏大島のお着物です。
これほどの小さな絣を全体で狂いなく織り出すには熟練の技術を要するため、織り手の数は激減しているそうです。
さらりとした本場夏大島独特の質感は見ているだけでも涼し気で、濃い藍色に白い襦袢が透けて少し明るい発色になって、その透け感がまた涼感を生むとどんなに素敵でしょうと想像してしまいます。
別でご紹介させていただいているような、友禅や型絵染、紅型染の名古屋帯、また天然素材の藤布や葛布の帯など、いろいろな帯合わせで着こなしの変化をお楽しみいただける事と思います。
しっとりとしていて、するっとした落ち感も心地よく、実際にお召しいただきますと独特の高級感が溢れる素晴らしい夏のおすすめの一点です。
未着用品。
藍鉄「#13151a color-sample.com」をご参照下さい。
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