グレー味のある淡い藍色・藍鉄色に染められたしっかりとした国産の絽の生地に、全体の柄合わせにより波打つようにリズミカルな線で網干の模様が連なり、その間に葦や葵の葉が活き活きと群生する様子を型友禅で描かれた小紋のお着物です。
こういった真面目につくられた古典の良さのある絽の小紋は、毎年1、2点入荷いたしますが、年々その数も少なくなっています。
ひんやりとして着心地が良く、国産の絽の生地の良さを改めて感じられるものでもあります。
連なった網干の線がスカラップのようで、手をつないでいるようにも見え、葵の葉はあちらこちらに首をかしげたように可愛く、ブーケのように華やかにも見えます。
白系や生成り、または黄色系の夏の名古屋帯や、透かし織の八寸名古屋帯などと合わせて、ちょっとしたお出かけやお稽古の会などへのお出かけや、街へのお買い物など、軽快に装ってお楽しみいただけたらと思えるおすすめの一点です。
こちらは未着用で良い状態ですが、寸法がやや小さめのため少々お値打価格とさせていただいております。
未着用品。
地の色は藍鉄「#393f4c color-sample.com」、
葵の色は秘色色(ひそくいろ)「#abced8 color-sample.com」、
江戸鼠「#928178 color-sample.com」、
赤白橡(あかしろつるばみ)「#d7a98c color-sample.com」、
煉瓦色(れんがいろ)「#b56248 color-sample.com」
をご参照下さい。
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