淡いクリーム・練色の一越の生地が、裾から肩口までぐるりと円を描きながらグレーベージュ・絹鼠色に暈し染めされて、そこにかかる霞が白く染め抜かれ、金彩が施されています。
それに絡むように、まださほど色つかない珊瑚朱色と深支子色と秘色色の紅葉が瑞々しく描かれ、大きく枝を広げて秋の始まりを表しているようです。
寛文小袖のような大胆な構図ではありますが、全体的にパステルトーンでまとめられて上品な佇まいとなって、着る人を素敵に引き立ててくれそうです。
単衣でお召しになるのに最適なしっかりとした生地で、高級感があり、安心してお召しいただけると思われます。
唐織や有職文様、箔使いのものなど、フォーマル用の袋帯を幅広くお合わせいただけて、改まったお席にも自信を持ってお出かけいただきたいと思います。
希少性の高い上質な単衣の訪問着ですので、お探しの方には大変おすすめです。
未着用品。
地の色は練色「#ede4cd color-sample.com」、
裾の色は絹鼠「#b3b0a1 color-sample.com」、
紅葉の色は珊瑚朱色「#ee836f color-sample.com」、
深支子(こきくちなし)「#cc977a color-sample.com」、
秘色色(ひそくいろ)「#abced8 color-sample.com」
をご参照下さい。
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