本藍染のざっくりとした手紡ぎの木綿の糸の風合いはどこか懐かしさを感じるような温かみがあり、手括りの絣模様にもなんともいえない味わいがある手織りの弓浜絣の単衣のお着物です。
奥に見える網干とモコモコとした波頭を持つ波が表され、そこに飛ぶ千鳥の姿がとても可愛く表現されています。
未着用のお品物ですので、これから着こなし洗いこなしてご自分でお好みの風合いに育てていくといった楽しみもあります。
手紡ぎの木綿ですので、きっと肌になじむような素敵な一点となっていくでしょう。
この地風の木綿のお着物は、年間を通して単衣でお召しいただけますので、真冬と真夏以外は活躍してくれるのではないでしょうか。
帯合わせは、まずは無地感覚のものから始められて、格子や縞、そして型絵染やポイント柄の織りのものなどと範囲を広げていかれるのも良いかもしれません。
ちゃんと飛べるのかしらと心配になるような健気な千鳥の姿がチャームポイントとなった、それでいてきちんとした手仕事の集合のような、工芸的な良さの感じられるお着物です。
長くご愛用いただけそうな、おすすめの一点です。
未着用品。
濃藍「#050b1a color-sample.com」
をご参照下さい。
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