緑味のあるベージュ・青朽葉色の一越の地に、流水のような霞のような狐色の線が大胆に引かれ、大振りな菊の花とそれに寄り添うように咲く藤の花が、まるで綺麗な簪を見ているかのように描かれた友禅の訪問着のお着物です。
春と秋のモチーフを一緒に描かれているので、季節的には幅広くお召しいただけるのではないかと思いますが、色使いも同系色でまとめられていて、帯次第でお出かけの範囲も広がりそうです。
藤や菊のお花にさりげなく金の縁取りがされていたり、菊のお花には疋田の模様が描かれていて中心に金駒糸で刺繍が施されていたりと、各所に丁寧な手の込んだ上質さが感じられます。
共の八掛には藤のお花の絵が描かれています。
品質と加工の良い訪問着はフォーマルのお席で着用していても安心感があります。
枝垂れる藤のお花に雅さも感じられ、静かな華やかさに気品も感じられる、おすすめの一点です。
未着用品。
地の色は青朽葉(あおくちば)「#ada268 color-sample.com」、
菊の色は梅幸茶(ばいこうちゃ)「#887938 color-sample.com」、
桑茶「#956f29 color-sample.com」、
滅紫(けしむらさき)「#594756 color-sample.com」、
藤の色は薄柿「#d4acad color-sample.com」、
京紫「#9e6f91 color-sample.com」、
水浅葱「#9aabaa color-sample.com」、
流水の色は狐色「#c29561 color-sample.com」
をご参照下さい。
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