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流水に花筏の伝統的な模様が手描友禅の躍動感のある線で描かれた波と、それとは対照的に細やかに表された金の摺箔で装飾された筏に添えられた四季の草花の美しさに目を奪われるような、素晴らしい訪問着のお着物です。
ピンク味の感じられるグレーベージュ・枯野色の梨地の綸子の生地に、豊かさを感じられるたっぷりとした線で描かれた流水と波の線だけでも見応えがありますが、そこに本金箔で摺箔をされた小さな筏が浮かび、梅、桜、桔梗、水仙、菊、オミナエシ、ナデシコ、竹など四季の草花が繊細に描かれて、楚々とした華やかさにあふれたお着物となっています。
お顔の色が綺麗に映える地色も嬉しいポイントのひとつですし、白い波の線の活き活きとしたフレッシュさは溌溂とした装いを演出してくれます。
帯は幅広くお合わせいただけると思います。
ゴージャスに金糸、銀糸が使われたボリューム感のある袋帯も受け入れてくれる力がありますし、有職文様などの少し格のある袋帯を合わせて上品な着こなしもお楽しみいただけることと思います。
第一礼装でのご出席のご予定がおありの方には大変おすすめの素晴らしいお着物です。
地の色は枯野色「#d3cbc6 color-sample.com」、
花の色は薄紅「#f0908d color-sample.com」、
代赭（たいしゃ）「#bb5520 color-sample.com」、
水柿「#e4ab9b color-sample.com」
をご参照下さい。
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