やわらかい白・生成り色の地に4.5〜5.5cmの幅に縦に区分けされた縞の中に、多色の糸でいろいろな幾何学模様が織り出され、手の込んだ高級感の溢れる白大島のお着物です。
色数だけでも8種類くらいあり、藍色の部分は濃い藍と明るい藍色で使い分けられていて、赭色の部分は茜色の糸と絡み合ったように織り分けられています。
色糸の使い分けで濃淡に見えたり、かわいいアクセントとなったりと非常に凝ったデザインとなっています。
全体的にはふんわりとした柔らかい色目となっていて、帯の合わせ方によっていろいろと雰囲気を変えてお召しいただけそうです。
初春には絣糸の中の1色を取って、茶系や藍系のあまり濃くない色の帯を合わせてお召しになると良いのではないでしょうか。
秋には焦げ茶系や黒系、または臙脂系も綺麗に合いそうです。
季節によってアレンジを変えて、小物なども工夫されますと、シーズン的にも長くお召しいただけると思います。
手工芸の織りの面白さが素敵なニュアンスとなったおすすめの一点です。
未着用品。
地の色は生成り色「#fbfaf5 color-sample.com」、
絣の色は赭(そほ)「#ab6953 color-sample.com」、
藍色「#165e83 color-sample.com」、
茜色「#b7282e color-sample.com」、
似せ紫「#513743 color-sample.com」、
黒「#2b2b2b color-sample.com」
をご参照下さい。
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