紗綾型の地模様のある生地が藍味のある深緑・濃い萌葱色に染められ、上前や袖や肩口に綺麗な雪の結晶の模様が手刺繍された、お誂え感の溢れる品格のある附下のお着物です。
今年は東京ではまだ雪が降っていません。
雪にはロマンティックな雰囲気があり素敵ですが、先日も上越では車が立ち往生をして大変な状況になっていましたので、豪雪地帯ではロマンティックなどとは言っていられないのかもしれません。
寒い日に雪がコートの肩にはらりと落ちてきて、目を凝らすと結晶の形が肉眼でもわかったりしますとつい嬉しく思ったりしたものです。
雪の結晶には同じものがないと聞きますが、自然の生み出すものは本当に不思議です。
そんないろいろな形の雪の結晶が細やかな手刺繍で表されたお着物ですが、なんだか冷たいイメージではなくて、ほんのりとした柔らかい印象があります。
有職文様や蜀江錦などの袋帯を合わせてセミフォーマルのお席にお召しになるのも良いですし、格高な名古屋帯や友禅の染めの名古屋帯などを合わせて、観劇やお食事の会などにも素敵です。
上質さが品格となって現れているような、少し珍しいモチーフのおすすめの一点です。
未着用品。
金糸の桐の縫い紋が一つ入っています。紋外しや紋替えのご相談はお気軽に店舗までお問い合わせください。
萌葱色「#003327 color-sample.com」
をご参照下さい。
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