少し水色を帯びた明るいグレー・薄雲鼠色の紋衣裳の生地に、左の身頃を中心に大胆に枝垂れた桜の花が満開に描かれた美しい訪問着のお着物です。
今年は少し春が早く始まるそうですが、桜並木を通りますとその枝のつぼみも少しずつ膨らんできている様に見え、早く桜の季節が来ないかと待ち遠しいような気持ちになります。
桜の季節には世の中も少しは落ち着いてきていると嬉しいのですが、本当に昨年から引き続いて不安が多く、気持ちが落ちてしまいがちです。
お客様方にも「綺麗なものを見ると心が癒されて明るい気分になります」と言っていただいたりしますので、こんな花が満開のお着物をご紹介したいと思いました。
大胆な構図で満開に描かれていますが、薄雲鼠色の地に淡い利休色で枝が表され、お花は白抜きで、輪郭だけ鳶色と鴇浅葱色で縁取られていて、全体的に品格のある印象で取り入れていただきやすいのではないかと思います。
上前のお花の部分には手刺繍が施され、綺麗なアクセントとなって華やかさを添えています。
白系や銀糸を使った袋帯と合わせて、フォーマルのお席にお出かけいただきますと、きっと清楚な華やかさで目を引く事と思います。
周りの方も気持ちが明るくなるような、春の風に包まれているような優しさの溢れる素敵なおすすめの一点です。
未着用品。
地の色は薄雲鼠「#d4dcda color-sample.com」、
花の色は鳶色「#95483f color-sample.com」、
鴇浅葱(ときあさぎ)「#b88884 color-sample.com」、
葉の色は利休色「#8f8667 color-sample.com」
をご参照下さい。
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