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一見無地のように見えるほど細かい160の亀甲とカ絣が、白地に藍の糸で段変わりに織り出された綿薩摩の単衣のお着物です。
表面はふんわりとしていますが、手に取るとシャキッとした張りがあり、着心地の良さを物語っているかのようです。
綿薩摩の単衣のお着物は、袷時期の後半から早めにお召しいただけますし、帯合わせ次第で秋単衣の頃にもお召しいただけて、ご着用時期が広いアイテムです。
春先には白系やベージュ系などの淡色の帯を合わされると素敵ですし、メリハリのある濃い色の帯も綺麗に合うのではないでしょうか。
非常に細かい亀甲の絣がとても綺麗に織り出されていて、見ているだけでも飽きないような不思議な魅力があります。
細かい絣の綿薩摩は、織り手の高齢化もあって生産数がぐっと減っています。
少し離れると無地にも見えるような小さなカ絣を経緯合わせて織り出していくには、長年の熟練した高度な技術と時間を要しますので、生産数の激減も仕方のない事かもしれません。
特に白地となるとさらに数が少なく、希少性も高くなりますので、お探しの方には大変おすすめの一枚です。
こちらは寸法が小さかったため、お手入れをしてお仕立て替えをしております。
衿裏と居敷当てには羽二重の絹を使用しています。
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