経糸に少し節があり、透け感のある生紬の生地が砥粉色に染められ、裾から深川鼠色の暈しが入れられ、その部分に水の輪とそこに遊ぶトンボの姿が絞り染めで描かれた涼やかな訪問着のお着物です。
訪問着の柄付けにはなっていますが、もう少しカジュアルなシーンでもお召しいただけそうな雰囲気なので、帯合わせによってアレンジしていただくと良いかと思います。
少し改まったお席でしたら紗や夏唐織の袋帯と、もう少しカジュアルな場合は羅や透かし織の名古屋帯や、絽綴れの名古屋帯などと合わされると素敵かもしれません。
フォーマル用というわけではないので、観劇やコンサート、お食事の会、または美術館などに行く際にお気軽にお召しになると良いと思います。
上質な生地と暈しとその透け感がとても綺麗で、水の輪やトンボが素敵なアクセントとなったおすすめの一点です。
こちらは仮絵羽の状態で入荷したものを当店でお仕立ていたしました。
衿裏と居敷当には絹の絽を使用しています。
地の色は砥粉色(とのこいろ)「#f4dda5 color-sample.com」、
裾の色は深川鼠「#97a791 color-sample.com」
をご参照下さい。
|