【商品説明】
フェンスのあるお庭にギリシャ風の石柱があったり、パキラの様な観葉植物があったり、蔓草に赤いお花が咲いていたりするのどかな風景の中に、1匹のネコさんが佇んでいる様子が、とても緻密な9マルキの絣で織り出された泥大島紬の袷のお着物です。
こういった細やかな絣の模様が実現するのは大島紬の特徴のひとつですが、締機で経緯の絣の模様を形成して、その経緯の絣の目を揃えながら手機で織るという作業には、熟練の技術と多くの時間を要します。
奄美の泥染めは長い歴史を持っていて、独特の色と艶は、動物性である絹の糸にシャリンバイの植物性が定着し、鉱物である泥の鉄分が加えられて現れるもので、他の産地には見られない技法といえます。
そんな高尚な織物ともいえる大島紬で、こんな可愛らしい模様となれば、とても魅力的ではないでしょうか。
ネコさんの目が笑っているように見えるのもチャーミングですし、そのふんわりとした毛並みまで表現されているのには驚かされます。
袷の初めの頃には織りの楽しい模様の八寸名古屋帯などと合わせるのも良いですし、その後は季節のものをモチーフにした染めの名古屋帯や、型絵染や紅型染めの帯なども良いかもしれません。
別でご紹介しています、お魚の模様の名古屋帯などもネコちゃんとの組み合わせ的に楽しいかもしれません。
楽しい模様のものでもクオリティが高いと飽きが来ません。
年齢的にも幅広く、長くご愛用いただけそうなおすすめの一点です。
裄丈を3cm出す事が可能です。お直し等につきましてはお気軽にご相談くださいませ。
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