【商品説明】
「杼」とよばれる舟形をした部品は、機織りで布を織る時に緯糸を経糸の間にくぐらせるために使われ、機織りの重要な役目を果たすものですが、沖縄の染織品などにもよく見られるように絣の柄としてもその形は多く取り入れられています。
こちらはその杼が縦に2つ並んで織り出され、その間に小さな四角の点が4つ並んで縦縞のような絣の模様となった久留米絣の単衣のお着物です。
細い糸でふんわりと織られ、手に触れると心地よく、きっと着心地も良いでしょうと想像できます。
技術のある方たちが技術保持者として認定され、その方たちによって行われた「手くびり」「藍染め」「手織り」の作業工程によってつくり出されたものを「重要無形文化財久留米絣」と呼びますが、こちらの作品はそれに則って制作されたものと思われます。
残念な事に以前の持ち主の方が証紙等を紛失されてしまったので、上質な久留米絣ではありますがお値打価格とさせていただいております。
これほどの品質のものですと、普通の紬のお着物と同じように、織りの八寸名古屋帯や染めの九寸名古屋帯などを合わせて、普段のお出かけからお友達とのお集まり、お稽古事などに色々と着こなしを変えてお楽しみいただける事と思います。
光を吸収するような深い藍の色も魅力的で、実際の着心地も非常に良いおすすめの一点です。
お仕立て替え済。
衿裏には羽二重の絹が使われていて、居敷当はついていないお仕立てとなっております。
濃藍「#050b1a color-sample.com」
をご参照下さい。
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