【商品説明】
斜めの格子の絣に丸い絣が寄り添うように配置された、素敵な久留米絣の袷のお着物です。
手仕事の味わいが感じられる絣の足のにじみの様な輪郭がとても美しい作品となっています。
桜井さんは14歳から家業の久留米絣の制作のお仕事に携わり、70年以上作品を世に出し続けられ、久留米絣技術保持者会会長も務められました。
久留米絣の伝統的な技である糸の括りを手作業で行う「手括り」、本藍で染める「藍染め」、投杼機での「手織り」、それぞれの工程が重要無形文化財技術保持者の手によって行われたものに、重要無形文化財の称号がつけられます。
その作業はどれも高い技術を要するものとして、1957年に国の重要無形文化財に指定されています。
本来は農閑期に現金収入のため女性が行っていた絣の生産も、伝統的な技が確立され、重要無形文化財とまでなった事は素晴らしいと思います。
その着心地の良さには定評があり、着込めば着込むほど、洗えば洗うほどに良さが増すとも言われています。
昭和の初め頃までは日常のお召物として全国に広まり、愛され続けていました。
現在では趣味人のこだわりのお洒落着として好まれ、工芸的な味わいのあるものとして見直されています。
手織りの風合いの良い八寸名古屋帯や、染めの九寸名古屋帯などと合わせて、日常の装いに取り入れていただけたらと思います。
お好みの風合いになるまでご愛用いただきたいと思える、素敵なおすすめの一点です。
未着用品。
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