【商品説明】
久しぶりに伝統的な良さの感じられる久米島紬のお着物をご紹介させていただきます。
小さな十字絣にお花とつばめの形の絣が織り出されていますが、あまり大きくなく、輪郭の少しぼんやりした絣の足の味わいも程よく素敵です。
久米島紬は、久米島で養蚕されたお蚕さんから手紡ぎで糸をとり、絣を括り、ティカチ(車輪梅)で染めたものを泥で媒染して独特の焦げ茶色を出しますが、そうやって染められた糸を手織りで織っていきます。
沖縄の染織品の中でも独特のおおらかさを持つ久米島紬ですが、組合を2度ほどお訪ねした時にも、たくさんの女性たちがお蚕さんのお世話から糸を染める工程まで皆さんで協力してワイワイとにぎやかにお話をしながら行われているところを拝見しました。
最後の砧打ちは大きな丸い木の台に反物をたたんで、お餅をつく杵でバンバンと音を立てながら二人で叩いていきます。
そうして砧打ちをする事によって久米島紬特有の光沢が現れます。
この大きさの絣ですと、帯合わせはあまり難しくないと思われますので、織りの楽しい八寸名古屋帯や、染めのお洒落な更紗模様の名古屋帯など、色々と合わせてみていただくと良いと思います。
小さく可憐なお花の模様とつばめの絣がとてもほっこりとした優しさを感じさせてくれる、可愛らしさのあるおすすめの一点です。
未着用品。
身丈を10cm出す事が可能です。お直し等につきましてはお気軽にご相談くださいませ。
黒鳶「#1a1212 color-sample.com」、
赭(そほ)「#804f3e color-sample.com」
をご参照下さい。
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