【商品説明】
大変凝った絣模様の綿薩摩のお着物が入荷しましたので、ご紹介させていただきます。
160亀甲の絣と、大小のカ絣、斜め格子に並んだカ絣の4種類の模様が段変わりに織り出されています。
最近では、非常に細かいカ絣が連続するものや、それが大きな模様を構成するといったタイプの綿薩摩はあまり生産されていないようです。
大島紬や宮古上布と同じく、この精緻な絣は締め機ならではのものですが、亀甲絣を含めたものや非常に細かいものは、織るのに非常に技術を要して、熟練の方の手によってこそ実現が可能だそうです。
80番手の細い木綿の糸を巧みに扱いながら、この絣の目を合わせていかれる事は本当に大変だと思います。
こんなに手の込んだ緻密な絣ですのに、厳つさがなく、さりげないスマートな印象となっているのは本当に不思議です。
とても贅沢な事ですが、絣が非常に小さく、無地感覚に近い作品ですので、帯合わせはあまり難しくないと思われます。
お洒落袋帯からすくい織の楽しい模様の名古屋帯や、間道や吉野格子の名古屋帯、型絵染や紅型染めの名古屋帯、友禅の染めの帯や刺繍を加えられた帯など、色々とお合わせいただける事と思います。
木綿ですがしっとりとした綿薩摩ならではの馴染みの良い質感が、着心地の良さを物語っているような素晴らしいおすすめの逸品です。
未着用品。
薄雲鼠「#abb3b1 color-sample.com」
をご参照下さい。
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