着物　アンティーク着物　振袖　訪問着　留袖

「貝に魚篭に流水」本場琉球紅型九寸名古屋帯地
日本工芸会正会員　城間栄順作

沖縄の染織文化は本当に多彩で幅広く、長い歴史の中で独特の進化を遂げ、高い完成度で人々を魅了します。
その代表的なもののひとつでもある紅型染の歴史も古く、戦争という厳しい環境の中でも伝統を守り続け、今日までそれを伝え続けられた紅型三宗家の一つである城間家の15代当主・城間栄順氏作の作品です。
こちらは海がお好きという城間氏の海をテーマにした図案に、お得意とされている藍の濃淡によるお洒落な色使いの素敵な名古屋帯です。
波間に楽しく遊ぶ小さな魚たちは可愛らしい目をしています。こんなユーモアのある紅型の帯で装いながら、沖縄の豊かな海を思い浮かべるのも楽しいかもしれません。
地色がグレイッシュで、どんなお着物にでも合わせやすいのが嬉しいですね。
生地は最高級の伊と幸さんの松岡姫を使用されていて、素晴らしい光沢と張りがあります。
普段のちょっとしたお出かけがぐっとグレードアップして、本格的なお洒落着の装いをお楽しみいただけると思います。
納戸色は「#141819　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。